肩の痛みには「年齢のせい」と片付けられがちな五十肩や、見逃されがちな腱板断裂など、さまざまな原因があります。
しかし、原因を見極めるには専門的な知識と観察機器が不可欠です。
まちかど接骨院ではエコーを用いた詳細な観察をもとに、最新の物理療法機器・手技療法を駆使して、早期改善を目指しています。
五十肩と腱板断裂の違いとは?
🔹1. 原因の違い
- 五十肩(肩関節周囲炎)
肩関節を構成する筋肉や関節包(関節を包む膜)に炎症が起き、肩が動かしづらくなる状態。老化や姿勢の悪化、ホルモンバランスの変化が関与すると考えられています。 - 腱板断裂
肩を動かす重要な筋肉「腱板(けんばん)」が、加齢や外傷(転倒・重い物の持ち上げなど)によって部分的または完全に切れてしまう状態です。
🔹2. 症状の違い
五十肩と腱板断裂の症状は似ていますが、以下のような違いがあります。
スクロールできます
項目 | 五十肩(肩関節周囲炎) | 腱板断裂 |
痛みの特徴 | 鈍い痛み、夜間痛、安静時にも痛む | 肩を動かすと鋭い痛み、特定動作で強く出る |
可動域制限 | 徐々に進行、服の着脱が困難に | 特に「腕を上げる・捻る」動作で制限 |
筋力 | 一時的に低下するが、回復可能 | 筋力が低下し、回復に時間がかかる(特に完全断裂) |
両肩に出るか | まれに両肩に出ることもある | 通常は片側のみ発症 |
🔹3. 治療方針の違い
- 五十肩
→ 自然治癒するケースもありますが、放置すると長期化します。痛みの軽減と可動域の回復を目的に、物理療法や運動療法を継続的に行います。 - 腱板断裂
→ 部分断裂なら保存療法(LIPUSや運動療法)で回復することもありますが、完全断裂の場合は整形外科での手術が必要なことも。当院では、必要に応じて専門医をご紹介します。
エコーによる腱板観察
当院では最新のエコー(超音波観察装置)を活用し、炎症や断裂の有無を確認します。レントゲンでは分かりにくい腱板の損傷も、リアルタイムで観察可能です。
「待つ」ではなく「治す」ための積極的なアプローチ
◉ 物理療法機器を活用した治療
- ES-5000(立体動態波):深部まで届く刺激で痛みと炎症を抑制
- LIPUS(低出力パルス超音波):組織修復を促進し、断裂部の治癒をサポート
- UST-770(超音波治療器):局所の循環改善と炎症の鎮静化に効果
◉ 運動療法
固くなった肩周囲筋のストレッチ、可動域訓練などで、関節の柔軟性を取り戻します。
◉ 手技による血流改善
手技による施術で筋緊張をほぐし、代謝を高めることで回復力を高めます。
必要に応じて専門医へ紹介
部分断裂なら保存療法(LIPUSや運動療法)で回復することもありますが、完全断裂の場合は整形外科での手術が必要なことも。当院では、必要に応じてMRI検査や手術が可能な専門医をご紹介します。
以下の症状は放置しないでください
- 3週間以上肩の痛みが続いている
- 肩が固まって動かせない
- 特定の動きで強い痛みが出る
- 夜間痛で眠れない
- 他院で「年齢のせい」と言われて納得できない
→ 一度エコー観察で、原因を「見える化」しましょう。
肩の痛みは「待たずに、観察・治す」が大切です
中高年に多い肩の痛みには、五十肩(肩関節周囲炎)や腱板断裂といった、似て非なる病態が含まれています。見た目や症状だけでは区別がつきにくく、自己判断で放置すると関節が固まり、慢性化するリスクもあります。
当院では
- エコー(超音波)による観察で、肩の状態をその場で視覚的に確認
- ES-5000やLIPUS、UST-770など最新機器を使った物理療法
- 運動療法と手技療法の組み合わせで、関節の可動性を高め、自然治癒力を引き出す
こうした積極的かつ多角的な治療アプローチにより、単に「痛みが引くのを待つ」だけでなく、早期回復・機能回復を目指します。
肩が痛くて日常動作がつらい、夜間も眠れない――そんな時は我慢せず、まずはご相談ください。