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太ももの打撲(ももかん)|腫れや痛みが長引く前に早期ケアを

部活動やスポーツ中によく聞く「ももかん」。
誰でも一度は経験があるかもしれませんが、「ただの打撲だから」と放っておくと、痛みが長引いたり、筋肉が硬くなって動きにくくなったりすることがあります。
今回は、ももかん(大腿直筋への打撲)の正しい対処法と、当院での対応についてご紹介します。

ももかんとは?

「ももかん」とは、太ももの前側にある 大腿直筋(だいたいちょっきん) などの筋肉に、相手の膝や頭などが強くぶつかって起こる 筋挫傷(きんざしょう)=打撲 のことです。「チャーリーホース」とも呼ばれています。
特にサッカーやバスケットボールなどの接触スポーツで多く見られます。

筋挫傷は、表層の筋より骨に近い深部の筋に起こりやすい。これは、相手の膝や頭と自分の骨の間に挟まれる際に、断面積の狭い自らの骨に近い部分で筋が挫傷されやすいからです。ですから、大腿前面にある大腿四頭筋では、深部の中間広筋が損傷されやすくなります。

衝撃によって筋線維の中に出血や腫れが起こり、痛み・腫脹・可動域制限が出ます。

放置するとどうなる?

初期対応をせずに練習を続けると、内出血が広がり、筋肉の中に血が溜まって 筋硬結(しこり) ができることがあります。
また、最悪の場合は 骨化性筋炎(筋肉の中にカルシウムが沈着する状態) に進行し、膝の曲げ伸ばしがしにくくなるケースも。
「動かせるから大丈夫」と軽く見ず、早めに適切な処置を行うことが大切です。

RICE処置が基本

受傷直後は RICE処置 を行いましょう。

  • R:Rest(安静)
     無理に動かさず、筋肉を休ませる。
  • I:Ice(冷却)
     15〜20分を目安にアイシング。炎症や腫れを抑えます。
  • C:Compression(圧迫)
     軽い圧迫で内出血の拡大を防ぎます。
  • E:Elevation(挙上)
     脚を少し高くして腫れを軽減。

血腫形成をできるだけ抑えるため、痛み状況を確認しながら、可能な限り膝を屈曲させ、損傷筋を伸ばした肢位にて冷却することが必要です。

この初期対応が、その後の回復スピードを大きく左右します。

まちかど接骨院での対応

当院では、まず 超音波エコー により打撲の範囲や出血の有無を確認し、筋損傷の程度を観察します。

急性期においては適切な肢位による徹底的なアイシング処理を実施し

状態に応じて、

  • UST-770(超音波治療器) を用いた深部の循環改善
  • ES-5000(立体動態波) による疼痛軽減・筋緊張の緩和
    を組み合わせ、早期回復をサポートします。

また、テーピングによる保護や再発予防のためのストレッチ指導など、
「復帰後も安心してプレーできる身体づくり」 を大切にしています。

状態によっては、医科へのご紹介も行います。

最後に

ももかんは軽く見られがちなケガですが、放置すると筋肉が硬くなり、動かしづらさや痛みが長引くことがあります。
初期の正しい処置と、エコーによる状態確認が早期回復への第一歩です。

痛みが強い、腫れがひかない、膝の曲げ伸ばしがしにくい…
そんな時は、早めにご相談ください。

症状の早期改善と安全なスポーツ復帰をサポートいたします。