スポーツ障害

野球肘は、野球やソフトボールなどの投球動作を繰り返し行うことによって、内側の肘の内側側副靱帯や内側の筋肉に過度の負荷がかかり、炎症や痛みが生じる状態です。投球の際に肘にかかるストレスが大きく、成長期の子供や若い選手に多く見られます。

テニス肘は、テニスやバドミントンなどのラケットスポーツや、手首や前腕を多用するスポーツで、外側の肘の外側側副靱帯や外側の筋肉に過度の負荷がかかり、炎症や痛みが生じる状態です。

成長期の子供や思春期の若者に見られる、膝の前面にある腱の付着部である脛骨の上面に痛みや腫れが生じる骨性の疾患です。特にスポーツなどでの反復的な跳躍や着地、膝を曲げ伸ばしする動作が原因とされています。運動が激しい子供や思春期の成長期に多く発生します。

スポーツなどでの跳躍や着地の繰り返しによって、膝蓋腱に大きな負担がかかることが原因とされています。膝蓋骨の上下どちらかで痛みが出ます。特にバスケットボール、バレーボール、陸上競技、サッカーなど、ジャンプや着地の多いスポーツをする人に多く見られます。

過度の運動や活動によって、下腿の筋肉や骨に負担がかかり、炎症や損傷が生じることが原因とされています。すねの内側に痛みや腫れが見られ、特に走行や跳躍を頻繁に行うスポーツ（例: ランニング、バスケットボール、サッカー）をする人に多く見られます。

ランニングなど繰り返しの膝運動で、腸脛靭帯と大腿骨外側上顆との間で摩擦が生じ膝の外側に炎症がおこり、疼痛や腫れが生じる病態をいいます。「ランナー膝」と呼ばれています。

足部の内側の舟状骨という出っ張りのところでの痛みです。多くは後脛骨筋というふくらはぎ部分にある筋肉の緊張が高まる成長期に痛みが発生します。足関節捻挫のようなケガが原因で発生する場合もあります。